
「2026年になって、Googleが求めるSEOは変わったのでしょうか?」「AIで記事を増やした方がいいのでしょうか?」 久留米でホームページを運営する小さな会社やお店の方にとって、気になる話題だと思います。
僕は、福岡県久留米市を拠点にWEB集客を支援している松野正寿です。SEOに長年携わってきましたが、いま大切なのは新しい裏技を追い続けることではなく、「検索してきた人に、他では得られない答えを届けられているか」を確認することだと考えています。
この記事では、2026年10月30日更新のGoogle検索セントラル公式ガイドなどを根拠に、AIによる概要・AIモードが広がるなかで、具体的に何を改善すればよいのかを整理します。Googleが公表した事実と、僕が現場で大切にしている実践上の考え方は区別してお伝えします。
2026年の結論|AI検索でもSEOの基本は変わらない
2026年5月にGoogleが公開した生成AI検索向けの公式ガイドでは、AIによる概要やAIモードでも、従来のSEOの基本が引き続き有効だと説明されています。AI向けに特別なタグを追加したり、専用ファイルを作ったりすることを、一律の掲載条件としているわけではありません。
Googleの案内で繰り返されるのは、読者のためになる独自の内容、そのページを見つけやすくする技術的な整備、内容を信じてよいか判断できる根拠や発信者の情報です。まずはGoogleの生成AI検索向け公式ガイドを確認してみてください。
ただし、この条件を満たせば必ず1位になる、AIの回答で必ず引用される、という保証はありません。検索結果は検索する場所、質問、競合する情報などによって変わります。
「AI検索に向けて、今までのSEOを全部捨てる必要がある?」と聞かれたら、僕は「いいえ。基本を見直すことからで大丈夫です」と答えます。
Google公式資料から分かる7つの大切なこと
1.検索する人の質問に、本文の早い段階で答える
例えば「久留米市 ホームページ制作 費用」で検索する方が、最初に知りたいのは長い会社紹介ではなく、制作費のおおよその考え方、何が含まれるか、公開後に月額費用がかかるか、といった情報でしょう。
「整体院の初回料金を知りたい」方なら、営業時間の歴史を先に読むより、初回料金・所要時間・予約方法がすぐ分かる方が助かります。記事タイトルで答えると約束した疑問に、本文で実際に答える。基本的ですが、まずここからです。
Googleも、読者が読み終えたときに目的を果たせたかを、コンテンツを見直すための質問として示しています。検索キーワードを何回繰り返したかより、知りたかったことが解決するかを考えましょう。
2.そのお店・その人しか書けない経験を入れる
他のサイトの説明を短くまとめただけでは、読者があなたのお店のページを選ぶ理由は伝わりにくくなります。施術店なら実際の店内写真やメニューの違い、飲食店なら店主のこだわりや営業上の注意、制作会社なら相談から公開までの流れなどです。
例えば「ホームページをスマートフォンで見ると予約ボタンが押しにくかった。実際の画面で確認して位置を直した」という説明は、一般的な「スマホ対応は重要です」より具体的です。ただし、行っていない調査や体験を、実績として書いてはいけません。
僕自身、ホームページ、LINE、Googleマップや予約導線など、地域の店舗に関わるWEB運用にも携わってきました。だからこそ、数字を上げることだけでなく、忙しい現場が実際に更新できるかまで含めて考えています。
3.「誰が、なぜ書いたか」と根拠をはっきりさせる
Googleは、内容の信頼性を検討する観点として、経験・専門性・権威性・信頼性を意味するE-E-A-Tという考え方を紹介しています。ただし、資格名を書けば自動的に順位が上がる、E-E-A-Tの点数を購入できる、といった意味ではありません。
特に健康やお金など、生活に大きな影響を与える話題では、正確さと情報源が重要です。著者のプロフィール、実在する事業内容、公開日・実際の更新日、公式情報へのリンクを整えます。医学的・法律的な説明なら公的機関など適切な根拠を確認し、サービスの宣伝と事実を混同しないことも必要です。
本人に見えないAI画像を「実在する専門家の顔写真」として使うことは、信頼を損ねます。写真や資格、相談実績は事実に合わせて掲載してください。
4.AIは制作の補助に使い、価値のない大量生成を避ける
AIを使ったという理由だけで、その文章が一律に検索から除外されるわけではありません。問題なのは、読者への価値をほとんど増やさずに検索順位の操作を目的として大量にページを作ることです。Googleはこれを大量生成されたコンテンツの不正使用としてスパムポリシーに記載しています。
AIは見出し案の整理、文章の下書き、誤字の発見、表の整形などに役立ちます。一方、架空の体験談、確認していない店舗情報、名前だけを差し替えた地域記事をそのまま量産してはいけません。
「AIの文章は全体の何%まで」といったGoogle公式の一律基準はありません。僕が大切だと思うのは、最後にそのサイトの責任者が、事実・独自性・読者への役立ち方を確認できているかという点です。
5.内部リンクとスマホでの読みやすさを整える
よい記事があっても、サイトのどこからもたどれないと、読者にも検索エンジンにも見つけられにくくなります。関連する記事同士を自然な文章でつなぎ、見出しやメニューを整理しましょう。
例えば「久留米の店舗集客」を読んでいる方に、次の案内として小さな整体院・整骨院・リラク店の予約導線と集客の改善例を紹介するのは、読者の関心に沿ったリンクです。無関係な記事を大量につなぐ必要はありません。
さらに、スマホで文字が小さすぎないか、画像が横にはみ出していないか、予約ボタンが押せるか、表示が極端に遅くないかを見直します。構造化データは、ページに実際に表示されている情報と一致させてください。AI検索用の特別な小細工より、このような基礎の方が先です。
6.地域情報・写真・動画も実際の内容に合わせる
検索は文字だけではありません。Googleレンズなど、画像を使った検索もあります。2026年9月には、Search Consoleで画像を使った検索の表示状況を分析するための新しいレポートが発表されました。
地元のお店なら、実際の外観・店内・スタッフ・駐車場の写真、商品の特徴、イベントの開催日など、事実と結び付いた情報が役立ちます。写真に何でもキーワードを詰め込むのではなく、画像の内容が分かる説明文を付けましょう。
Googleビジネスプロフィールの営業時間や電話番号などの店舗情報も最新に保ちます。写真をAIで作る場合は、実際の店や人物だと誤認させる使い方を避けることが大切です。
7.「順位」だけでなく、検索データと相談・予約を見る
検索順位が上がっても、お店への問い合わせにつながっていなければ、集客としては課題が残るかもしれません。Google Search Consoleで、どんな検索から表示・クリックされたか、どのページが読まれているかを確認しましょう。
逆に、表示回数が大きく変わらなくても、初めてのお客様が料金を理解し、予約に進めるようになったなら、店舗運営には意味のある改善です。可能な範囲で問い合わせや予約数も振り返り、検索データと照らして判断してください。
Googleの計測値と実際の来店者数は必ずしも一対一には対応しません。過剰に断定せず、ひと月単位などで傾向を見ることをおすすめします。
2026年の新しい動き|AI検索と画像検索のレポート
2026年に注目したいのは、Googleが「AI検索への掲載を特別な裏技で増やしましょう」と言っているのではなく、掲載状況を確認する仕組みを整えてきたことです。
| 時期 | Googleの発表 | サイト運営者ができること |
|---|---|---|
| 2026年5月 | 生成AI検索のSEO公式ガイド | 独自性・信頼性・基本SEOを再確認 |
| 2026年6月 | Search Consoleの生成AI機能レポート発表(8月末までに世界展開) | AI検索での表示ページや表示回数を確認 |
| 2026年9月 | 画像を使った検索のレポート発表 | 画像検索での見つかり方を確認 |
| 2026年10月 | Googleが生成AI向け最適化ガイドを更新 | 最新の公式説明で対策を見直す |
6月発表の生成AIレポートは、2026年8月末までに世界のサイトへの展開を終えたとGoogleは説明しています。自分のサイトにAI検索由来の表示や対象ページがあるか確認し、見えた数字を過剰に解釈しないことが大切です。画像検索レポートは、対象の検索がなければ数字が出ないこともあります。
また、Googleは2026年10月30日にAI学習への利用を制御する新しい仕組みの計画も発表しました。ただしこれは主としてAIモデルの学習に関する選択肢の話であり、導入目標は2027年です。2026年11月現在、検索順位を上げる新しい対策として扱うべきものではありません。 学習への利用制御とGoogle検索での表示制御を混同しないでください。
今は不要なSEO対策と、誤解しやすい話
僕が長年SEOを見てきて感じるのは、「これだけで必ず上がる」という話ほど、最初に根拠を確かめる必要があることです。次のような断定には注意してください。
- 「AIで毎日大量の記事を公開すれば順位が上がる」:公開数の多さだけで評価が上がるわけではなく、価値の薄い大量生成は問題になります。
- 「E-E-A-Tの資格や認定を取得すれば自動的に上位になる」:実体験・情報の正確さ・説明責任を、資格名一つに置き換えることはできません。
- 「AI検索専用のタグを入れなければ引用されない」:Google公式はAI機能のためだけの追加要件を定めていません。
- 「古い記事は全部削除した方がいい」:削除ではなく内容の更新・統合・役割整理が適切な場合もあります。実際のアクセスや検索意図を見て判断しましょう。
- 「記事は必ず何千文字以上」:Googleが順位のために要求する一律の文字数はありません。質問に十分答える長さが目安です。
- 「過去に1位になった方法を今も繰り返せばよい」:昔の検索結果やその時点の成功例は、2026年に同じ結果になる証拠ではありません。
新しい言葉に踊らされず、読者が何を知りたかったのか、提供した情報は正確か、実際に役立ったかという部分に戻ることをおすすめします。
久留米の小さな店舗・事業者が今日から始める順番
「何から始めれば?」と迷ったら、僕は次の順番をすすめます。これはGoogleの公式な順位計算式ではなく、人手と予算が限られる小さなお店で実行しやすい、僕なりの進め方です。
- Googleで自分の店名を検索する:公式サイトと店舗情報が分かり、別の会社と混同されていないか確認。
- スマホでTOPと人気記事を読む:料金、対象、場所、電話、相談・予約先へ迷わず進めるか確認。
- Search Consoleを確認する:表示されている検索語、クリック、インデックス状況を見て改善するページを決める。
- 既存の記事1本を深く改善する:検索する人の疑問への答え、本人の経験、公式の根拠、古い情報を点検。
- 関連ページをつなぐ:サービス案内、よくある質問、料金、プロフィール、問い合わせ先を自然にリンク。
- 画像や本人情報を整える:実際の写真、正しい著者紹介、スマホでの表示を確認。
- 結果を見て次に進む:順位だけでなく、問い合わせ・予約・来店など本来の目標と比べて修正する。
仮に「久留米 整体院」で表示が増えているのに予約につながらないとします。原因は必ずしもSEO記事の数ではありません。料金が分かりにくい、店舗への行き方が見つからない、予約ボタンが押しにくいなど、ページの使いやすさにある可能性もあります。これは仮の例ですが、検索順位だけを追わない理由がここにあります。
自分で進めるか、相談するか|それぞれの利点と欠点
| 方法 | 利点 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 自分でSEOを整える | 固定費を抑えられ、自分のお店の理解が深まる | 調査・更新・技術確認に時間がかかる |
| 外部の専門家に相談 | 問題の優先順位を整理しやすく、技術面の手間を減らせる | 相談費用や依頼範囲を事前確認する必要がある |
| 一部だけ一緒に改善 | 自分でできる作業を残し、苦手な部分に費用を使える | 役割分担と更新方法を決めないと止まりやすい |
SEOのすべてを高額な月額契約で任せる必要はありません。一方、技術的な問題や検索の状況を判断するために、適切な外部の支援が役立つ場合もあります。成果や費用には店舗ごとの差があるため、事前に説明を受けて判断してください。
現場目線でSEOを考える松野からのメッセージ
僕はSEOの知識だけでなく、店舗のホームページやLINE、Googleマップ、予約導線を日々整える仕事にも関わっています。だから、長い記事を大量に増やすことより、そのお店の良さを、必要としている人に分かる形で伝えることを大切にしています。
AI検索が広がっても、実際のお客様が求めるのは「自分の悩みに答えてくれるお店や人はどこか」ということではないでしょうか。これからも、久留米の小さな事業者さんが無理なく続けられるWEB集客を一緒に考えたいと思っています。
「うちの記事は古いまま」「何から直したらよいか分からない」という方は、今のサイトを丸ごと作り直す前に一度お話ししましょう。Google公式の基礎に立ち返り、必要な作業から優先順位をつけていきます。
本カテゴリーのほかの記事も、古い順位対策をそのまま真似するためではなく、SEOの変化を学ぶ記録としてお読みください。SEO対策について考察の一覧から、今と昔の考え方を比べることができます。
参考にしたGoogle公式情報
以下は2026年11月2日時点の公開資料です。Googleの機能や表示方法は変更されることがあります。
- Google検索セントラル「生成AI機能向けにウェブサイトを最適化する」(2026年10月30日更新・AI検索もSEOの基本を適用)
- Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(独自の情報・経験・誰が/どう/なぜ)
- Google検索セントラル「スパムに関するポリシー」(大量生成・キーワード乱用など)
- Google検索セントラルブログ(2026年6月3日)生成AI検索のSearch Consoleレポート
- Google検索セントラルブログ(2026年9月24日)画像を使った検索のレポート
- Google検索セントラルブログ(2026年10月30日)AI学習の制御に関する今後の計画
