
「ブログで収入を得られるようになりたい」「今の仕事以外にも収入の柱を持ちたい」。そんなときに名前が挙がるのがアフィリエイトです。以前の記事では、コロナ禍で副収入を考える方に向けて紹介していました。
しかし、アフィリエイトは登録するだけで稼げるものではありません。自分の事業を持つ方なら、広告収入を目指すのか、自分のお店の信頼や集客を育てるのかを分けて考えることが大切です。
アフィリエイトとは?
アフィリエイトは、紹介する商品やサービスに関する専用のリンクをブログなどに掲載し、広告主が定めた条件を満たした場合に報酬を受け取る仕組みです。成果条件は広告主ごとに異なり、購入・申込み・無料登録など、どの行動が対象になるかも変わります。
ASP(広告主と媒体をつなぐサービス)を通じて広告案件を探す方法がありますが、すべての案件に参加できるとは限りません。広告主の審査や掲載条件を確認し、商品内容に合うサイトで案内する必要があります。
広告のクリック数と実際の報酬は同じではない
以前は、広告のクリック単価を具体的な金額で説明する記事が多く見られました。しかし、広告サービスの報酬の算定方法や条件は変更されます。今後も同じ単価で収入が得られるという前提で計画するのは適切ではありません。
ディスプレイ広告と成果報酬型のアフィリエイトでも、報酬の仕組みは違います。利用規約や最新の支払い条件は、使うサービスの公式サイトで確認してください。広告主やサービスが変われば、許可される掲載方法や審査も異なります。
「読者の役に立つ記事」と「広告が多い記事」は違う
収益を意識しすぎると、どの記事にも同じ商品を貼り付けたり、実際に使ったことのない商品を使ったと書いたりしてしまう場合があります。読者から見れば、その記事が本当に役立つのかが大切です。
例えば久留米市でお店を運営する方が使っている予約管理ツールについて書くなら、実際に便利だった点だけでなく、どんな業種には合わないか、費用や使う際の条件は何かも説明すると判断材料になります。広告であることを分かりやすく表示し、読み手を誤解させる紹介は避けます。
まず自分の本業とのつながりを考える
美容室ならヘアケアの知識、教室なら学びに役立つ道具、飲食店なら食材の保存方法など、本業で日々聞かれる質問を基に記事を書く方が、独自の説明を加えやすいでしょう。ただし、広告商品だけを紹介して、お店の料金・場所・予約方法が分からなくなってしまうのでは本末転倒です。
小さなお店の公式サイトなら、広告収入の前に、自分のお店のサービスを必要としている人が問い合わせできる状態を整えることを優先してもよいと思います。ホームページTOPの構成も参考にしてください。
始める前に確認したいこと
- 誰に何を紹介するサイトなのかを明確にする。
- 実際に説明できる商品・サービスを選ぶ。
- 広告の掲載条件と報酬の発生条件を調べる。
- 広告・PRであることを分かりやすく示す。
- 運営にかかる費用と時間を確認し、無理のない範囲で続ける。
広告であることを隠すような表示には注意が必要です。消費者庁のステルスマーケティングに関する案内も確認しましょう。表現や契約に不安があれば、専門家へ確認することも大切です。
AIを使っても、実体験や事実の確認は必要です
今はスマートフォンへ話した内容をAIが文章の下書きに整理する方法もあります。使い方を説明するときの見出し案や構成案を作る助けにはなりますが、利用したことのないサービスを実体験として書いたり、架空の料金や成果を作ったりしてはいけません。
グラッドナインでは、広告を増やすことを目的にするのではなく、事業者自身がサイトを育てられる方法を考えています。アフィリエイトだけでなく、ホームページの情報発信について相談するところから始めてみてください。
本業のサイトと収益目的のブログを混ぜる前に
例えば久留米市の美容室が、髪のお手入れの記事を通して特定の商品を紹介する場合を考えてみましょう。その商品を取り扱っているからといって、すべてのお客様に合うとは限りません。自分で説明できる特徴と注意点を整理し、必要に応じてメーカーの情報にも案内することが大切です。
一方で、お店の公式サイトに無関係な広告を大量に掲載すると、予約や電話のボタンが見つけにくくなる場合があります。広告収入の可能性だけでなく、既存のお客様の使いやすさも考えなければなりません。
収益の見通しは控えめに立てる
ASPの案件には承認条件があり、申し込みが発生しても広告主の確認を経て報酬が確定する場合があります。広告が終了したり、報酬条件が変更されたりすることもあります。特定の月にいくら稼げると決め打ちせず、登録先の条件と費用を継続して確かめましょう。
ブログを運営するには、記事作成、画像の確認、WordPressの管理、契約の見直しなどの時間もかかります。副業として考えるなら、作業時間が本業に与える影響も含めて判断したいところです。
広告であることを隠さない表示方法
紹介リンクを掲載するときは、広告・PRを含むことを読者が分かるように示します。表示が小さすぎたり、本文から離れた場所にしかなかったりすると、読者が広告だと理解しにくくなります。実際に受け取っている報酬や関係性に応じて、適切な表示を検討してください。
ブログの収益化より先に、お店の料金・場所・予約方法を整えた方が事業に役立つこともあります。アフィリエイトは一つの選択肢にすぎません。ホームページの目的を確認し、自社の顧客にとって必要な情報を優先しましょう。
