
ホームページを自分たちで作るとき、TOPページの最初に何を書けばいいのか迷う方は少なくありません。代表者の長いあいさつ、会社の歴史、サービスへの想い。もちろん大切ですが、初めて来た人が最初に知りたいのは「ここは自分に合うお店なのか」「何を頼めるのか」「どう連絡するのか」ではないでしょうか。
久留米市の小さなお店や個人事業主なら、誰に、何を、どの地域で提供しているのかを最初の画面で伝えることから始めましょう。Googleの公式ガイドでも、閲覧者にとって使いやすく、内容を見つけやすいサイトが基本だと説明されています。この記事では実際のページ構成を、店舗の例で順番に考えます。
TOPページはお店の入口であり案内所
TOPページを立派な広告にしようと考えるより、お客様が迷わない入口にする方がよいと思っています。例えば初めての美容室なら、どんなメニューがあるか、初回相談はできるか、久留米市のどのあたりにあるか、予約方法は何かがすぐ分かることが大切です。
会社の理念や歴史が長くても、初めての方に必要な情報が見つからなければ相談しにくくなります。理念を消す必要はありません。最初に必要な案内を置き、その後で「なぜこの仕事をしているのか」を伝える順序にすると、両方の良さを活かせます。
最初の画面には何を書く?五つの基本要素
スマートフォンでページを開いた直後は、長い本文を読む前に「自分の探している内容か」を確かめる時間です。最初の画面は次の要素を整理すると考えやすくなります。
- 屋号・サービス名:何のお店か分かる名前と主要なサービスを示す。社名だけでは分かりにくい場合には補足を入れます。
- 対象となる人:「初めてのヘアカラーが不安な方」「子連れで利用できるお店を探す方」など、実際に対応できる範囲を伝えます。
- 対応地域:久留米市内の地域名や、来店型・訪問型・オンライン型など利用方法を明示します。
- 利用前の判断材料:初回の流れ、料金ページ、営業時間への案内を用意します。
- 次の行動:予約、相談、電話、アクセスなど、お客様が迷わないボタンを一つ主役として示します。
これらを全部大きな文字で詰め込む必要はありません。例えば予約が主な目的なら「サービスを見る」と「予約する」を中心にし、料金や店舗情報は読み進める中で分かるようにします。存在しない実績・未確認の口コミ・根拠のない「地域No.1」表記は避けましょう。
TOPページの構成例を美容室で考える
ここからは架空の美容室を例にします。実在するお店のサービスや料金ではありません。構成だけを参考にしてください。
| 上からの順序 | 掲載する内容 | 読者の疑問 |
|---|---|---|
| 最初の案内 | サービスと対象、対応地域、予約ボタン | 自分に合うお店? |
| 選ばれる理由 | 施術方針、相談方法、資格等の確認可能な情報 | どんな人に任せる? |
| メニューへの入口 | カラー、カット、ケアなどの詳細ページ | 何が頼める? |
| 料金と注意点 | 料金表、追加条件、所要時間へのリンク | いくらかかる? |
| アクセスと予約 | 所在地、営業時間、駐車場、連絡方法 | どう利用する? |
問い合わせが多い内容はよくある質問として整理します。実際の料金表が長いならTOPにすべて載せず、専用ページへ案内しましょう。TOPは情報を隠す場所ではなく、必要なページへ導く場所です。
サービス別ページとブログへつなぐ
TOPだけで検索対策を完成させようとすると、扱うテーマが広くなりすぎます。例えば美容室では「初めてのカラー」「髪質の相談」「店舗の場所」など、目的別に専用ページを分けた方が読者は迷いにくくなります。
ブログは、よくある質問への詳しい答えや日々のお知らせに向いています。サービスページでは料金・対象・予約を、ブログでは具体的な疑問と解決方法を説明し、関連する場所へ内部リンクを設けましょう。ホームページの設計図の作り方では、ページごとの役割を決める方法を解説しています。
Googleに伝わりやすいサイトにする基本
GoogleのSEOスターターガイドは、サイトを見つけやすく閲覧しやすくし、検索エンジンが内容を理解できるようにする基本を説明しています。検索順位を上げる裏技を詰め込むことよりも、ページへの内部リンク、具体的な見出し、内容に合った文章などが大切です。
2026年のAI検索についても、Googleは従来のSEOの基本がAIによる概要やAIモードで引き続き有効だと案内しています。AI専用の秘密のマークアップを増やすより、実際の提供内容を文章で分かりやすく示すことを優先しましょう。例えば店舗名・住所・営業時間の案内を実際の営業情報に合わせ、写真は本物の店舗だと誤認させないようにします。
本文と関係のないキーワードを大量に追加したり、同じ内容のページを地域名だけ変えて増やしたりする方法は、読者の役に立ちません。詳しくはGoogle公式SEOスターターガイドを確認できます。
自分たちで更新できる範囲から始めよう
インハウス化とは、ホームページの運用を全部専門家に任せきりにせず、日々の情報更新や改善判断を自社でもできるようにすることです。とはいえ、難しいプログラム修正まで社内で抱える必要はありません。メニュー、料金、営業時間、スタッフ紹介、よくある質問の更新など、お店が正しい情報を持つ部分から始められます。
画像の入れ替えや文章の追加を社員が担当し、サイト全体の設計・安全性・速度改善は必要に応じて専門家に頼る方法もあります。自社で分かることを自社で発信し、専門作業だけ外部へ頼むという分担は、予算の限られる小規模事業者にも現実的です。
スマホで公開前に確認したいこと

TOPを作ったら実際にスマートフォンで開いてみましょう。画像が大きすぎてサービス名が下へ隠れていないか、ボタンが押せる大きさか、文字が背景に埋もれていないか、電話や予約のリンクが正しいかを確かめます。
特に画像にだけ価格や営業時間を載せると、画像が読み込まれなかった場合に大切な情報が伝わりません。重要事項は本文にも文字で書きます。スマホで読みやすいブログの書き方も参考になります。見た目が整っていても、問い合わせフォームが動かなければホームページの目的を達成できません。
公開後はTOPの役割を定期的に見直す
Google Search Consoleでどのページが見られているかを確認できますが、検索からのクリック数だけでは予約や相談の数までは分かりません。実際にどの経路から問い合わせが来たかは、フォームや予約システムなどの記録を合わせて考えます。
新サービスや営業時間の変更があればTOPの案内も見直します。写真やコピーを頻繁に変えることが目的ではなく、訪問した人が必要な情報へ迷わず進める状態を保つことが大切です。TOPに何を置くか迷う場合はGLADNINEへのご相談もご利用ください。
参考にした情報
Google検索セントラル:SEOスターターガイド(サイト構成と検索の基本)/Google検索セントラル:AI機能とウェブサイト(AI検索での基本的な対応)/Search Consoleの使い方(改善後の確認)。